20世紀日本人名事典 「前納善四郎」の解説 前納 善四郎マエノ ゼンシロウ 大正・昭和期の社会運動家 生年明治36(1903)年6月12日 没年昭和12(1937)年11月6日 出生地三重県多気郡三瀬谷村(現・大台町) 学歴〔年〕小学校卒 経歴洋品店の店員となり、以後大阪で綿布、紡績工場などの職工となる。19歳で上京し日清紡績の職工などを経て兵役する。大正14年名古屋駅の仲仕をし、昭和2年上京して汐留駅の仲仕をするが、ストライキで解雇される。4年共産党に入り組合部長となって全協再建を指導、また大阪地方を担当した。5年新中央委員となり政治局書記として組合部、軍事部を担当。同年検挙され懲役6年に処せられたが、11年頃出獄した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「前納善四郎」の解説 前納善四郎 まえの-ぜんしろう 1903-1937 昭和時代前期の労働運動家。明治36年6月12日生まれ。東京汐留(しおどめ)駅仲仕のときストライキで解雇され,東京合同労組に加入。昭和4年共産党入党。四・一六事件後の党再建のため田中清玄らと中央委員会を組織する。5年大阪地方委員長として活動中検挙され,11年ごろ出獄したが,12年11月6日自殺。35歳。三重県出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by