前通り(読み)マエドオリ

デジタル大辞泉 「前通り」の意味・読み・例文・類語

まえ‐どおり〔まへどほり〕【前通り】

[名・形動]これまでと同じ状態であること。また、そのさま。副詞的にも用いる。「前通りの顔ぶれ」「費用前通り割り勘でいこう」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「前通り」の意味・読み・例文・類語

まえ‐どおりまへどほり【前通】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 表に面した道。表通り
    1. [初出の実例]「本舞台、三間の間、向う黒幕、竹藪、前通りは土手」(出典:歌舞伎・彩入御伽草(おつま八郎兵衛)(1808)序幕)
  3. ( 形動 ) 以前と同じ状態であること。前そのままであること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「前どほりな無表情な顔を」(出典:星座(1922)〈有島武郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android