最新 地学事典 「副成分鉱物」の解説
ふくせいぶんこうぶつ
副成分鉱物
accessory mineral
火成岩,とりわけ深成岩を構成する鉱物のうち,含有量あるいは出現頻度の低い鉱物。岩石を記載する際,岩型あるいは岩石名を決めるうえで,主成分鉱物と対照的・相補的に用いられる。花崗岩質岩中のりん灰石・チタン石・ジルコン・ルチルなどがこれに当たる。P・Fはりん灰石に,Tiはチタン石に,Zrはジルコンにというように,主成分鉱物が取り込みにくい元素(多くの場合,液相濃集元素)を主要な構成元素として取り込むことが多い。したがって,マグマの成因を地球化学的に解明しようとする場合,重要な鍵を握る鉱物であるともいえる。
執筆者:藤縄 明彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

