化学辞典 第2版 「副電子殻」の解説
副電子殻
フクデンシカク
sub-electron shell
原子を構成している電子は,原子核の周囲を一定のエネルギー状態をとってまわっている.そのエネルギーを表すために一体近似を用いて,主量子数n,方位量子数lで表すが,同じnの値をもつ電子の集まり,すなわち電子殻をさらにlの値で分類するとき,これを副電子殻という.たとえば,L殻は2sと2pの副電子殻に分類することができる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報