加圧式製塩(読み)かあつしきせいえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加圧式製塩」の意味・わかりやすい解説

加圧式製塩
かあつしきせいえん

機械製塩の一種。水分を蒸発させる蒸発缶に発生する蒸気を圧縮機により断熱圧縮して蒸気温度を上昇させ,これを再び加熱用熱源として使用する製塩装置。圧縮動力に電力を用いた電気加圧式と石炭蒸気を用いた石炭加圧式があった。昭和初期から試験され,第2次世界大戦後石炭,電力の入手しやすい北海道,東北,北陸,九州で塩田を使用しない海水直煮製塩法として工業化されたが,流下式塩田,イオン交換膜法製塩の能率に及ばず姿を消した。

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