20世紀日本人名事典 「加堂秀三」の解説
加堂 秀三
カドウ シュウゾウ
昭和・平成期の小説家
- 生年
- 昭和15(1940)年4月11日
- 没年
- 平成13(2001)年2月2日
- 出生地
- 大阪府
- 学歴〔年〕
- 高校中退
- 主な受賞名〔年〕
- 小説現代新人賞(第14回)〔昭和45年〕「町の底」,吉川英治文学新人賞(第1回)〔昭和55年〕「涸滝」
- 経歴
- 高校中退後、研磨工、サンドイッチマン、印刷工、貿易会社社員、コピーライターなどさまざまな職業に就きながら「潮流詩派」その他へ詩を発表。のちに小説に進出し、昭和45年「町の底」で小説現代新人賞、55年「涸滝」で第1回吉川英治文学新人賞を受賞、57年「舞台女優」で直木賞候補になった。以後、恋愛小説を中心に精力的に作品を発表。他に「青銅物語」などがある。長年体調が悪く、平成13年2月執筆の行き詰まりを記した遺書を残して自殺した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報