コピーライター(読み)こぴーらいたー(英語表記)copy writer

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コピーライター」の意味・わかりやすい解説

コピーライター
こぴーらいたー
copy writer

広告文章コピー)を書く専門家。コピーは広告メッセージのなかでのキャッチフレーズや広告本文をいい、告知的で説得的な役割を担う部分である。コピーライターの仕事は、アートディレクターや写真家などと協力し、まず広告すべき商品、役務について、誰に、何を、どう訴求するかの広告コンセプトをたてる。そのうえで、効果的で注目を引くキャッチ・フレーズをつくり、本文に誘導する。本文では商品、役務の特徴や便益について解説し、消費者を説得して購買行動へ誘引する。通常、印刷媒体の広告文を書く者をいうが、電波媒体のCMライターも含めていう場合がある。

豊田 彰]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コピーライター」の意味・わかりやすい解説

コピーライター
copywriter

広告の文案を作成する人。アート・ディレクター,デザイナーイラストレーターなどのスタッフと協力して広告の制作にあたるが,広告主意図にそって常に消費者にアピールする文案を作成しなければならず,文学的センスと同時に広告全般に関する広い知識が必要な職業である。印刷媒体用の文案作成者にこの名を用い,電波媒体用のそれを CMライターと呼んで区別する場合もある。

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