加法師(読み)かぼうし

日本歴史地名大系 「加法師」の解説

加法師
かぼうし

[現在地名]館林市朝日町あさひちよう大手町おおてまち本町ほんちよう一丁目・尾曳町おびきちよう城町しろまち・加法師町

館林城の北に位置し、城の加法師口から西に延び、台宿だいじゆく町に突き当る広い範囲をさす。加法師・内加法師・外加法師・新加法師に分れていた。「関八州古戦録」には、城の東に「下戸張口」、北に「加保志口」があると記される。戦国期赤井氏の在城当時からあった地名とされ、城下町の一部であったらしい。弘化三年(一八四六)の町方引渡帳(館林藩史料)には外加法師の長さ二町一九間余・家数三二とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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