加漆肉身像(読み)かしつにくしんぞう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加漆肉身像」の意味・わかりやすい解説

加漆肉身像
かしつにくしんぞう

中国,唐代の高僧ミイラ像。唐代には僧侶死後,その肖像を造って供養することが行われ,なお高僧は死後ミイラになると信じられていた。そこで高僧であることを立証するために,加漆肉身像という特殊な手法によるミイラが生れた。乾漆像製法を応用して,補強装飾のため遺体に幾重も麻布を巻いて漆を施し,さらに彩色して,外見はほとんど乾漆像と見まごうばかりのミイラを作り上げた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む