20世紀日本人名事典 「加藤保男」の解説
加藤 保男
カトウ ヤスオ
昭和期の登山家
- 生年
- 昭和24(1949)年3月6日
- 没年
- 昭和57(1982)年12月27日(?)
- 出生地
- 埼玉県大宮市
- 学歴〔年〕
- 日本大学文理学部体育学科卒
- 経歴
- 兄・滝男からの指導をうけて昭和43年頃ジャパン・エキスパート・クライマーズ・クラブ(JECC)に入会。44年JECC隊の最年少隊員(20歳)として、兄や今井通子ら6人とアイガー北壁の直登に成功。のちRCC2同人となる。ヨーロッパ・アルプス三大北壁完登。48年原黒久とともにエベレスト初登頂、その時の凍傷で両足先を切断したが、55年5月、チベット側から再度登頂、南北両面の初征服者となる。57年12月3度目の登頂に成功したが、下山時に遭難し僚友小林利明とともに行方不明となる。写真家としても活躍。著書に「雪煙をめざして」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報