エベレスト

デジタル大辞泉 「エベレスト」の意味・読み・例文・類語

エベレスト(Everest)

ヒマラヤ山脈の主峰。ネパール中国チベット自治区との国境にあり、標高8848メートル。1852年に世界最高峰と判明したとき、インド測量局長官であったG=エベレストを記念して命名。1953年、英国登山隊が初登頂。チベット語名チョモランマ、ネパール語名サガルマータ

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共同通信ニュース用語解説 「エベレスト」の解説

エベレスト

ネパールと中国の国境にまたがる世界最高峰の山。中国名チョモランマ。ネパールではサガルマータと呼ばれる。19世紀半ばにインド測量局の調査で世界最高峰と判明し、同局長官のジョージ・エベレストにちなんで名付けられた。ネパール政府は新型コロナウイルス対策として、今年の春の登山を不許可とした。(ニューデリー共同)

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精選版 日本国語大辞典 「エベレスト」の意味・読み・例文・類語

エベレスト

  1. ( Everest インド測量局長だったイギリス人ジョージ=エベレストの名にちなむ ) ネパールと中国の国境にある世界最高の山。ネパールではサガルマタ、中国ではチョモランマと呼ぶ。一九五三年イギリス遠征隊のヒラリーシェルパのテンジンが初登頂。標高八八四八メートル。

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百科事典マイペディア 「エベレスト」の意味・わかりやすい解説

エベレスト[山]【エベレスト】

ネパール東部,中国国境に接するヒマラヤ山脈中の世界最高峰。標高8848m(他に8882,8842,8840m等の説がある)。チベット語ではチョモランマChomolungmaといい,〈大地の母神〉の意。ネパール語ではサガルマーターSagarmatha(大空の頭)。英語のエベレストはインド測量局の初代長官G.Everestにちなむ。主峰はピラミッド状で,1922年のブルース隊,1923年のノートン隊(マロリーとアービンが行方不明)以来たび重なる失敗の後,1953年5月29日英国ハント隊のE.P.ヒラリーとネパール人シェルパのテンジンが初登頂した。1970年5月日本隊(松方三郎隊長)も南東稜から登頂(世界で6度目)。主峰のほかローツェヌプツェ等があり,山群をなしている。4〜5月,10〜11月が登山に適するとされる。一帯はネパールの国立公園とされ,1979年世界自然遺産に登録された。
→関連項目アルパイン・クラブ植村直己ギャチュン・カン[山]サガルマータ国立公園シプトンチョー・オユー[山]登山ネパールマカルー[山]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エベレスト」の意味・わかりやすい解説

エベレスト
Mount Everest

ヒマラヤ山脈中央部に位置する世界の最高峰。標高 8848m(1999年の測定では 8850m)。ネパールと中国のチベット自治区との国境上にあり,ローツェマカルーチョオユなどとともにクーンブヒマール(エベレスト山群)を形成。南東稜,西稜,北東稜および南壁,北壁,東壁からなり,クーンブ氷河,ロンブク氷河,カンシュン氷河などの氷河を有する。「エベレスト」の名は,1865年インド測量局長官を務めたイギリス人のジョージ・エベレストの名をとって命名された。中国はチベット語のチョモランマ Chomolungma,ネパールはサンスクリット語のサガルマータ Sagarmathaを山名としている。1953年5月,イギリス隊(隊長ジョン・ハント)のエドモンド・ヒラリーテンジン・ノルゲイが初登頂に成功。日本人では,日本山岳会隊(隊長松方三郎)の松浦輝夫植村直己が 1970年に初登頂(第12登)し,1975年日本女子登山隊(隊長久野英子)の田部井淳子は世界初の女性登頂者となった。1980年にはイタリアの登山家ラインホルト・メスナーが史上初の単独無酸素登頂を果たした。

エベレスト
Everest, Sir George

[生]1790.7.4. ブレックノックシャー
[没]1866.12.1. ロンドン
イギリスの数学者,測地学者。王立士官学校で学び,1806年インドに渡り,1814年から 1816年までジャワでベンガル砲兵部隊に勤務,インドの三角測量の創始者であるウィリアム・ラムトン大佐の助手になり,インド中央部の三角測量を行なった。1823年イギリスに戻り,1827年ロイヤル・ソサエティ会員となる。1830年再びインドに行き,1843年引退して帰国。ヒマラヤ山脈からコモリン岬までの子午線の測定とそれに基づく地球の外形の計算,三角測量によるインド亜大陸の精密な測量で有名。1861年ナイトの位を授けられた。世界の最高峰エベレストは彼にちなんで 1865年に命名された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「エベレスト」の意味・わかりやすい解説

エベレスト
えべれすと
sir George Everest
(1779―1866)

イギリスの陸軍技師、数理地理学者。ウェールズに生まれ、1806年に士官候補生としてインドに駐在し、その地で生涯の大部分を過ごした。1814~1816年にはインドネシアジャワ島の調査に従事し、その後は主としてインド測量事業、とくに三角測量の大事業を完成させ、その功により1861年にナイトの称号を授与された。世界の最高峰、ヒマラヤ山脈中のエベレスト山は彼の名にちなんで命名されたものである。

[市川正巳]

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デジタル大辞泉プラス 「エベレスト」の解説

エベレスト〔けん玉の技〕

けん玉の技のひとつ。けん先を下にしてけんを持ち、玉を振り上げて小皿(または大皿)の縁とけんの間、中皿、小皿(または大皿)の縁とけんの間の順で移動させる。難易度の高い技。2000年、日本けん玉協会により「けん玉の技百選」に選定された。

エベレスト〔筆記具〕

ドイツ、ペリカン社の筆記具の商品名。「自然の美観」シリーズ。エベレストをイメージ。2008年に特別生産で発売。万年筆とボールペンがある。

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