デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤岸太郎」の解説 加藤岸太郎 かとう-きしたろう ?-? 幕末の陶工。加藤春珉(しゅんみん)の長男。尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。安政3年(1856)彦根藩窯湖東(ことう)焼にまねかれたが,3年後には出奔,福岡藩の須恵窯で磁器づくりに専念した。帰郷後は瀬戸の技術をよそにつたえた罪をおそれて謹慎。慶応2年(1866)名古屋藩のゆるしを得,陶祖(加藤景正(かげまさ))碑をつくった。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例