加藤幸子(読み)カトウユキコ

デジタル大辞泉 「加藤幸子」の意味・読み・例文・類語

かとう‐ゆきこ【加藤幸子】

[1936~2024]小説家北海道の生まれ。本姓白木北京で暮らした少女時代を描いた「夢の壁」で芥川賞受賞。「尾崎翠おさきみどりの感覚世界」で芸術選奨。他に「野餓鬼のがきのいた村」「自然連祷れんとう」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤幸子」の解説

加藤幸子 かとう-ゆきこ

1936- 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和11年9月26日生まれ。農林省農業技術研究所,日本自然保護協会に勤務し,自然保護運動にとりくむ。昭和57年自然に感応する心をえがいた「野餓鬼のいた村」で新潮新人賞,58年北京での少女時代をかいた「夢の壁」で芥川賞。平成3年「尾崎翠の感覚世界」で芸術選奨。日本野鳥の会理事。北海道出身。北大卒。本名は白木幸子。作品はほかに「夢の子供たち」「長江」など。

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