加賀小判(読み)かがこばん

精選版 日本国語大辞典の解説

かが‐こばん【加賀小判】

〘名〙 江戸初期、慶長八年(一六〇三)、加賀前田家が領国貨幣として鋳造した一両通用の小判。徳川氏による慶長小判と同様、後藤一族によって製造され、様式的にも類似しているが、表面上部に前田家の家紋「梅鉢」の極印が打たれている。また、慶長小判のような全国的な通用力がなく、鋳造量もわずかで世に伝わるものがきわめて少ない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の加賀小判の言及

【領国貨幣】より

…慶長期における幕府貨幣による幣制統一を反映したものと考えられる。加賀の金貨は加賀藩の金銀吹座において鋳造され,加賀小判・加賀梅輪内小判・加賀梅鉢小判があった。銀貨には加賀・能登・越中の3ヵ国通用銀として花降(はなふり)銀・朱染紙封銀など数多くのものが鋳造された。…

※「加賀小判」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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