加賀知田村(読み)かがちだむら

日本歴史地名大系 「加賀知田村」の解説

加賀知田村
かがちだむら

[現在地名]佐伯町田賀たが

現佐伯町西端、王子おうじ川上流域北方にあり、南は西谷にしだに村。寛永備前国絵図に賀加知田村とみえ、高五三石余。正保郷帳には加賀知田村とある。「備陽記」では田畠三町九反余、家数一四・人数九五、岡山城下京橋きようばしまで道程六里一〇町、池二。天保年間の「磐梨郡三組手鑑」によれば、直高四九石余、家老土倉四郎兵衛の給地。田高四一石余・二町六反余・物成一四石余、畑高一三石余・一町二反余・物成四石余、開田畑二反余、家数一五、すべて寺山てらやま村の本久ほんきゆう寺檀家、人数六〇、牛一三、宮一(二宮八幡)、池二、宮林一反・百姓自林二町六反余・田尻たじり村と入会野山四町余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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