助丁(読み)じょてい

精選版 日本国語大辞典 「助丁」の意味・読み・例文・類語

じょ‐てい【助丁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 防人集団の長(国造丁)を補佐する者。国ごとに編制された防人の集団は旧国造の一族から出された国造丁・助丁に統率されていた。すけのよぼろ。
    1. [初出の実例]「右一首助丁丈部造人麻呂」(出典:万葉集(8C後)二〇・四三二八・左注)
  3. 令制賦役である仕丁(じちょう)のうち、薪炊などの雑用にあたる廝丁(しちょう)をいうか。
    1. [初出の実例]「跡云。女丁充助丁事」(出典令集解(868)賦役)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android