廝丁(読み)シチョウ

デジタル大辞泉 「廝丁」の意味・読み・例文・類語

し‐ちょう〔‐チヤウ〕【×廝丁】

律令制で、仕丁じちょううち実働に従う直丁じきちょうのために薪水を用意した者。してい。

し‐てい【×廝丁】

しちょう(廝丁)

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精選版 日本国語大辞典 「廝丁」の意味・読み・例文・類語

し‐ちょう‥チャウ【廝丁】

  1. 〘 名詞 〙 令制で、五〇戸から二人出された仕丁のうちの一人。実働に従う立丁(りってい)のために生活世話をする者。してい。
    1. [初出の実例]「凡仕丁者。毎五十戸二人。〈以一人廝丁〉〈謂。廝猶使也。言給使於汲炊即与火頭同也〉」(出典令義解(718)賦役)

し‐てい【廝丁】

  1. 〘 名詞 〙しちょう(廝丁)色葉字類抄(1177‐81)〕

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