助村(読み)すけむら

日本歴史地名大系 「助村」の解説

助村
すけむら

[現在地名]木頭村助

出原いずはら村の北、那賀川上流両岸の山間部に位置し、北は岩倉いわぐら村・川成かわなり(現木沢村)、東は白石しらいし(現上那賀町)、南は海川かいかわ(現同上)と接する。海部かいふ郡木頭村の枝村で、木頭上山きとうかみやま村に含まれる。寛永五年(一六二八)木頭上山村検地帳(木頭村誌)には助村が書上げられ高二三石余、田一町七反余・畑一町九反余・伐畑四町八反余、茶園二一一坪、漆一九本、かじ一二四株、ほかに大久保おおくぼ村もみえ高一〇石余、田二反余・畑一町余・伐畑四町三反余、茶園一五八坪、かじ一五六株。大久保村はのちに当村に含まれ、通称名が現存する。正保国絵図では「木頭村之内助村」「木頭之内大久保村」「木頭之内寺ノ内村」がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android