効果分析(読み)こうかぶんせき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「効果分析」の意味・わかりやすい解説

効果分析
こうかぶんせき

コミュニケーション過程を,特に受け手にもたらす効果に着目して,多少とも数量的な方法により解明するコミュニケーション分析の一手法。受容者分析ともいう。あるコミュニケーションの内容に関して,受け手の注意や選択,評価や理解度,行動への影響,影響の永続性という効果を,受け手のパーソナリティ信念体系などとの関連で研究する。この効果の測定には面接法などが主となるが,他の方法として視線の動きを知るアイカメラ,ラジオ受信機の聴取時間を知るオーディオメータなどの特殊測定装置も開発されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android