心理学検査や社会調査におけるデータ収集法の一つで、調査者(検査者)と被調査者(被検査者)が直接面談して、口頭で質問と回答が行われる方法の総称。具体的なやり方や内容は多種多様である。たとえば、一対一で行う個別面接personal interviewと、同時に複数の被調査者と面談する集団面接group interview、調査票を用いて同一の質問を行う指示的面接directive interviewと、自由な会話のなかから必要な情報を引き出していく非指示的面接non-directive interviewなどの区別がある。また、非指示的面接の一種として、特定の事柄に焦点をあわせて集中的に追究する焦点面接focused interview、被調査者の深層の自我構造を追究する深層面接depth interviewなどの方法も知られている。
一般的にいえば、調査者が調査場面をきちんとコントロールしているので、良質のデータが得られる可能性が高い。しかしその反面、調査者の存在そのものや態度が回答をゆがめる場合や、人的・時間的コストも大きい等の問題点がある。
[原 純輔]
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…取材インタビューでも取材者と被取材者の立場は固定している。 面接のやり方の理論や技術を面接法という。面接法は,法廷で裁判官や検事,弁護士などが,原告や被告,証人などと面接するとき,どうすれば公平で正確に行えるかという研究から始まったが,これを科学的な道具として組織的に用いる端緒を開いたのは,精神医学における治療の有力な手段として技術化した精神分析学派であった。…
※「面接法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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