勇魚取

共同通信ニュース用語解説 「勇魚取」の解説

勇魚取

勇魚取いさなとり 鯨漁のこと。鯨の古い名称「勇魚」を取るという意味。古式捕鯨業時代の始まりは1570年代に今の愛知県で行われた、鯨にもりを打ち込んだ漁法だとされる。その方法が東西に広がり、各地に専業集団である「鯨組」が誕生した。司馬江漢が見た鯨漁は、それから進化したもので、鯨に網を掛けてスピードを鈍らせてもりを突く方法だった。江漢は、花形漁師「羽差はざし」が鯨に飛び乗ってとどめを刺した場面も見学戦国時代の人のようだ、と勇壮な漁の実態を記録した。

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