動力学的回折理論(読み)どうりきがくてきかいせつりろん

最新 地学事典 「動力学的回折理論」の解説

どうりきがくてきかいせつりろん
動力学的回折理論

Dynamic theory of diffraction

完全な結晶や完全に近い結晶では,モザイク結晶の場合とは異なり,同一結晶中で多重散乱と呼ばれる複数回の散乱が生じる。このような多重散乱を考慮した回折理論を動力学的回折理論という。実際の天然鉱物は,モザイク結晶と完全結晶の間の状態であり,X線回折実験では,動力学的なさまざまな効果を考慮する必要がある。また,電子線回折の場合は,X線に比べて回折しやすいため,通常,動力学的回折理論で考える。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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