勘略(読み)かんりゃく

精選版 日本国語大辞典 「勘略」の意味・読み・例文・類語

かん‐りゃく【勘略】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あまり手数金銭がかからないように節約すること。倹約。簡略。
    1. [初出の実例]「御訪事申入。不寺門之由云々。諸色勘略者也」(出典大乗院寺社雑事記‐応仁二年(1468)一一月一二日)
    2. 「勘略や影をせばめて窓の月〈長短〉」(出典:俳諧・江戸蛇之鮓(1679)秋)
  3. かんりゃくぶき(勘略葺)」の略。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む