勝地半紙(読み)かちじはんし

事典 日本の地域ブランド・名産品 「勝地半紙」の解説

勝地半紙[紙工芸・和紙]
かちじはんし

中国地方、島根県の地域ブランド。
江津市桜江町で製作されている。地元産楮の樹皮繊維原料とし、緑がかった甘皮を少し残したものを使用するため、非常に水に強く、奥深い味わいのある和紙である。また、最近の混合繊維を原料とした諸用紙に比べ、色はやや暗いが紙質が丈夫なため障子紙に最適。また弊など神社の祭典用紙としての需要も多い。最近では封筒便箋などもつくられている。島根県ふるさと伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android