勝大寺(読み)しようだいじ

日本歴史地名大系 「勝大寺」の解説

勝大寺
しようだいじ

[現在地名]金成町津久毛 小迫

小迫の三島おばさまのみしまにある真言宗智山派の寺院。楽峯山菩提院と号し、十一面観音を本尊とする。「封内風土記」によれば建立年代は不詳だが、清君の開山で、当時六七世に及んでいたという。また古くは二六坊あり、永承期(一〇四六―五三)にもそれは維持されたが、当時は一四坊になったとある。「小迫村安永風土記」は残っていないが、勝大寺書出は前欠であるが伝えられ、それには一四坊の縁起が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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