仁王堂(読み)にようど

日本歴史地名大系 「仁王堂」の解説

仁王堂
にようど

[現在地名]糸魚川市東中 仁王堂

本村なか村の西端、根知ねち谷入口にある集落。根知川対岸は根小屋ねごや村。集落背後の上屋敷かみやしきから中山なかやま峠への道が通じる。正保国絵図には仁王堂村とのみ記すが、元禄・天保の郷帳に記載はない。天正一一年(一五八三)九月九日の仁科頼清書状(千国昌実氏蔵)には、仁王堂役所の名がみえ、

<資料は省略されています>

とあり、この頃根知谷入口には武田勝頼についた仁科氏の勢力が及び、関所の役割を果していたものとみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android