勝物(読み)すぐれもの

精選版 日本国語大辞典 「勝物」の意味・読み・例文・類語

すぐれ‐もの【勝物】

〘名〙
① すぐれたもの。最良の品。一級品。
浮世草子好色一代女(1686)四「鰤(ぶり)丹後の一番、さし鯖も能登のすぐれ物を調へ」
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)五「聞て真実のすぐれ者ぢゃよと云ぞ」
※夜の雪(1898)〈幸田露伴〉下「さも此中傑物(スグレモノ)乃公(おのれ)なりと云はぬばかりの面して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android