勾配ベクトル(読み)こうばいベクトル(その他表記)gradient

翻訳|gradient

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「勾配ベクトル」の意味・わかりやすい解説

勾配ベクトル
こうばいベクトル
gradient

傾き,グラジエントなどともいう。 (1) 直線方程式勾配 方向係数。 (2) スカラーの勾配 3次元ユークリッド空間におけるスカラー点関数 f(xyz) が,各点で xyz に関して微分可能なとき,xyz についての偏微分係数
を成分にもつベクトルを,関数 f の各点における勾配ベクトル,あるいは単に勾配と呼び,記号で gradf と書く。すなわち,
である。ここで ijk は基本ベクトル。このような勾配ベクトルは,n 次元ユークリッド空間についても同様に定義できる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む