包丁始め(読み)ほうちょうはじめ

精選版 日本国語大辞典 「包丁始め」の意味・読み・例文・類語

ほうちょう‐はじめハウチャウ‥【包丁始・庖丁始】

  1. 〘 名詞 〙 新年の事始めとして、包丁人がその年初めて包丁を使う行事。また、一般に、その年初めて包丁を使うこと。俎板始め。まなはじめ。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「近江の鮒に庖丁はじめしたりけり」(出典:雨月(1939)〈長谷川かな女〉大正八年)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android