化学消防車(読み)かがくしょうぼうしゃ(英語表記)chemical fire engines

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

化学消防車
かがくしょうぼうしゃ
chemical fire engines

近代消防車の一つ。油や電気などの原因によって生じる火災の消火に使われる。水と消火用化学薬品とを現場に運び,これらを混合して泡沫状の消火剤で火元を包む。放出距離が短いので火元に近づく必要がある。自衛用のノズルが車体の前部に取付けられ,操作は消防士の安全のためにすべて車内で行われる。

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世界大百科事典内の化学消防車の言及

【消防】より

…このうち石油貯蔵タンクや航空機など油を主体とする火災に対しては,主として界面活性剤を起泡剤として空気泡をつくり,燃焼物質を覆うことにより空気を遮断する泡消火の方法が一般的に行われている。化学車と呼ばれる消防自動車(化学消防車)はこの界面活性剤を常時多量に車載し,消火栓や他のポンプ自動車から給水を受けて空気泡を製造して放射するようになっており,また通称ABC粉末消火剤と呼ばれるリン酸ナトリウムの粉末を多量に車載した化学車も使用されている。
[災害覚知と出場体制]
 日本の消防署の組織は大きく総務,警防および予防の3部門からなる。…

※「化学消防車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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