精選版 日本国語大辞典「火元」の解説
ひ‐もと【火元】
〘名〙
※学習院本方丈記(1212)「一夜の中に塵灰と成にき、ひもとは樋口富小路とかや」
② (比喩的に用いて) 事件や騒動などを引き起こすもとになった者。
※門三味線(1895)〈斎藤緑雨〉二二「又しても喧嘩か、多吉どんお聴かせと問はるるにわれが火元(ヒモト)」
③ 火をつかう所。ひのもと。
※軍隊内務令(1943)三九「火元及燈火管制の取締の責に任ず」
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