化膿性腸腰筋炎(読み)かのうせいちょうようきんえん(その他表記)suppurative iliopsoitis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「化膿性腸腰筋炎」の意味・わかりやすい解説

化膿性腸腰筋炎
かのうせいちょうようきんえん
suppurative iliopsoitis

腸骨筋,大腰筋,小腰筋の3筋から成る腸腰筋の化膿性炎症である。 38~40℃の高熱と腸腰筋部の疼痛で始り,疼痛は股関節鼠径部大腿部などに放散する。疼痛があるために股関節を屈曲,外旋させて,下肢を動かさないのが普通である。 30歳以前の若者に起ることが多い。治療は安静にし,抗生物質投与切開排膿などを行う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android