北ノ台遺跡（読み）きたのだいいせき

日本歴史地名大系 「北ノ台遺跡」の解説

北ノ台遺跡
きたのだいいせき

[現在地名]印西市武西 北ノ台

神崎（かんざき）川北岸の標高二五メートル前後の台地上に位置し、水田面との比高は約一三メートル。奈良・平安時代の集落遺跡のほか古墳時代前期の竪穴住居跡二軒、縄文時代の竪穴住居跡一軒、旧石器時代の石器群二ヵ所が検出されている。発掘調査は昭和四八年（一九七三）に行われたが、幅三〇メートルの道路幅内の調査であり、遺構群はさらに増加すると予想される。検出された奈良・平安時代のおもな遺構は八世紀後半から九世紀前半にかけての竪穴住居跡三軒である。このうち八世紀後半に廃棄された一軒から土製の人形一体と土馬三体が出土した。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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