日本歴史地名大系 「北之御門町」の解説 北之御門町きたのごもんちよう 京都市:上京区桃薗学区北之御門町上京区大宮通元誓願寺下ル南北に通る大宮(おおみや)通を挟む両側町。中世、大宮通以東は村雲(むらくも)の地。寛永一四年(一六三七)洛中絵図には「北ノ御門」、元禄末期洛中絵図も「北御門丁」と記す。当町に、靫師(宝永版「京羽二重」)、両替屋・分糸屋三軒(京羽二重織留)、長崎糸割符商人二人(京羽二重織留大全)が住した。また天保一一年(一八四〇)には西陣の縮緬仲間以外から縮緬を買った笹屋卯兵衛が「縮ミ縮緬織屋仲ケ間」に一札を入れている(「諸証文之扣」西陣織物館蔵)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by