北五十里村(読み)きたいかりむら

日本歴史地名大系 「北五十里村」の解説

北五十里村
きたいかりむら

[現在地名]両津市北五十里

南は椿つばき村、北は古河ふるかわ川で白瀬しろせ村、西はブナづか峠をもって入川にゆうがわ(現相川町)、東は両津湾に面する。集落は中央を流れる北五十里川河口左右両岸に海岸に沿って列村形態をなす。元禄七年(一六九四)検地帳(北五十里区有)では、羽黒はぐろ正光しようこう寺除、椿村じよう(常)けい寺除・利済りさい庵除の記載があり、各々の村との入会関係を示す。同検地帳では田一五町一反余・畑二町八反余で、名請人二六人。御林はふとう沢・滝坪の二ヵ所にある。正徳元年(一七一一)の書付(同区有)によると、船持は七人で船一三艘。天保九年(一八三八)の書上帳(橘鶴堂文庫蔵)では戸口は三二軒・一九二人。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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