北仁田村(読み)きたじんでんむら

日本歴史地名大系 「北仁田村」の解説

北仁田村
きたじんでんむら

[現在地名]八幡町北仁田

日向につこう川扇状地の末端に位置する。小泉こいずみ村の北にあり、北は芹田せつだ村。初め南神田みなみじんでん村と対称して北神田きたじんでん村といったが、寛文年間(一六六一―七三)頃から北仁田村と記した。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録では高三一二石余、寛永元年庄内高辻帳では高二四二石余。寛文九年の検地帳(相馬文書)には北神田村とあり、日向川の洪水で川欠けが多かったとみえ高二三九石余となっている。名請人一四、うち居屋敷持は雅楽之助ら六人で、雅楽之助は保有地二町六反余、うち屋敷一反二〇歩。以下二町以上五、一反以上二町未満五、五反以上一町未満二、五反未満二となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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