北山形村(読み)きたやまがたむら

日本歴史地名大系 「北山形村」の解説

北山形村
きたやまがたむら

[現在地名]石川町北山形

阿武隈高地の丘陵地帯に位置し、東は形見かたみ村・谷沢やざわ村、西は山形村、北は双里そうり村。字たつくち種子(大日如来)板碑がある。寛永四年(一六二七)以降白河藩領、その後の領主変遷は赤羽あかばね村と同じ。白河古領村郷高帳による高四四三石余。旧高旧領取調帳では高三五二石余。享和二年(一八〇二)の山白石組家数人数改(福島県史)によれば家数四三(百姓三七・水呑六)、人数一七七(男一〇〇・女七七)。寛政一〇年(一七九八)浅川騒動の際には、当村駒付の添田勇蔵宅が打毀にあっており、越後高田藩の浅川あさかわ陣屋(現浅川町)前で源左衛門ら二名が役人に切殺されたという(「浅川騒動記」福島県史、「浅川騒動覚帳」石川町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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