北山颪(読み)きたやまおろし

精選版 日本国語大辞典 「北山颪」の意味・読み・例文・類語

きたやま‐おろし【北山颪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 北の山から吹きおろす風。
    1. [初出の実例]「北山颪(キタヤマオロシ)を後に受け、野も寒がへる雪空に」(出典:宝の山(1891)〈川上眉山発端)
  3. 京都北山のあたりから吹きおろす風。
    1. [初出の実例]「北山颪の悚と身にしみそれよりやまひの床につきて」(出典:談義本・艷道通鑑(1715)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android