北嶺(読み)ホクレイ

デジタル大辞泉 「北嶺」の意味・読み・例文・類語

ほく‐れい【北嶺】

比叡山高野山南山とよぶのに対する。→南山
比叡延暦寺奈良興福寺南嶺または南都とよぶのに対する。→南都

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精選版 日本国語大辞典 「北嶺」の意味・読み・例文・類語

ほく‐れい【北嶺】

[一] 比叡(ひえい)山の別称。高野山を南山と呼ぶのに対する。
[二] 比叡山の延暦寺の別称。奈良の興福寺を南嶺または南都と呼ぶのに対する。

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百科事典マイペディア 「北嶺」の意味・わかりやすい解説

北嶺【ほくれい】

南都北嶺

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旺文社日本史事典 三訂版 「北嶺」の解説

北嶺
ほくれい

延暦寺の別称。

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世界大百科事典(旧版)内の北嶺の言及

【南都北嶺】より

…南都とは奈良を指すが,とくに興福寺を中心とする南都仏教教団をいい,北嶺は比叡山延暦寺をいう。藤原氏の氏寺である興福寺は,摂関政治以降寺勢が拡大し,東大寺を除く大寺の別当は興福寺僧によって占められ,公卿の子弟で入寺するものも漸次増加した。…

【比叡山】より

…京都市の北東にそびえ,京都府と滋賀県にまたがる山。延暦寺があり,日枝(ひえ),叡山,北嶺などとも呼ばれた。大比叡岳(848m)が主峰で,そのすぐ西にある四明岳(839m)と北につらなる釈迦ヶ岳(750m),水井山(794m),三石岳(676m)の5峰を総称してふつう比叡山と呼ぶ。…

※「北嶺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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