百科事典マイペディアの解説
南都北嶺【なんとほくれい】
→関連項目平清盛
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
中世において大きな社会的勢力をなしていた寺社勢力を指す。南都とは、北に位置する平安京に対する平城京すなわち奈良の都をいうが、とくに、中世になって都市的発展をみせたかつての外京地域に位置する東大寺・興福寺などの寺院やその周辺地域を指していう。ひいては、これらの寺院のなかでもとりわけ強大な力を誇った興福寺を、また同寺およびそれを中核とする寺社勢力を意味した。一方、北嶺は直接には比叡山延暦寺のことであるが、南都北嶺と総称する場合には、園城寺(おんじょうじ)(三井寺)などを含むこともある。すなわち、南都北嶺という語は、平安時代以来、国家的崇敬を受けていたという由緒と正統性を誇り、院政期以降には巨大な実力を兼ね備え、社会的政治的影響力を行使した寺社勢力の総体を表現する場合に用いられている。そのなかで興福寺と延暦寺はそれぞれの中核に位置する代表的な存在であった。
[久野修義]
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
12/21 デジタル大辞泉を更新
12/21 デジタル大辞泉プラスを更新
12/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/28 デジタル大辞泉プラスを更新
10/28 デジタル大辞泉を更新
10/27 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新