北方史史料集成(読み)ほつぽうししりようしゆうせい

日本歴史地名大系 「北方史史料集成」の解説

北方史史料集成
ほつぽうししりようしゆうせい

既刊四冊 北海道出版企画センター 平成元年―(続刊中)

解説 北海道および北辺関係資料の出版についてもっとも定評のある北海道出版企画センターが、時間や量的な制約を予定することなく刊行を意図している史料集であるが、現在のところ第一期全一〇巻のうち以下の四巻が出たばかりである。しかしそれらの中にはこれまで利用の困難であった貴重な史料が少なくない。

構成 第一巻(秋葉実翻刻・解説。荒井保恵「東行漫筆」、「西蝦夷地名考」、高松氏需「従蒼谷松前迄駅路抵記」、高橋景保「北夷考」「北夷考証」、山田聯「北裔備攷」)、第二巻(秋葉実翻刻・解説。「加賀家文書」)、第四巻(海保嶺夫翻刻・解説。「シャクシャインの戦い―幕藩体制側史料」)、第五巻(秋月俊幸翻刻・解説。平田篤胤「千島の白浪」、久保田見達「北地日記」、中川五郎治「五郎治申上荒増」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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