20世紀日本人名事典 「北村 太郎」の解説
北村 太郎
キタムラ タロウ
昭和・平成期の詩人,翻訳家
- 生年
- 大正11(1922)年11月17日
- 没年
- 平成4(1992)年10月26日
- 出生地
- 東京・中村(現・日暮里)
- 本名
- 松村 文雄(マツムラ フミオ)
- 学歴〔年〕
- 東京大学文学部仏文学科〔昭和24年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 芸術選奨文部大臣賞〔昭和58年〕「犬の時代」,歴程賞(第24回)〔昭和61年〕「笑いの成功」,読売文学賞(第40回 詩歌俳句賞)〔平成1年〕「港の人」,日本翻訳大賞特別賞〔平成5年〕
- 経歴
- 昭和13年同人誌「ル・バル」に参加。16年東京外語仏語部入学。21年海軍入隊。24年東大仏文科卒後、通信社の記者、保険外交などを経て、26年以降は朝日新聞社校閲部に勤務。41年第一詩集「北村太郎詩集」を出版。51年に退社し以後文筆に専念。「荒地」派の詩人として活躍し、詩誌「純粋詩」の詩壇時評を担当。作品に詩集「冬の当直」「悪の花」「犬の時代」「路上の影」、詩劇「われらの心の駅」など。60年10冊目の詩集「笑いの成功」で歴程賞を受賞した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報