北栗林村(読み)きたくりばやしむら

日本歴史地名大系 「北栗林村」の解説

北栗林村
きたくりばやしむら

[現在地名]松本市島立 北栗

さんみや村の川上西方に接した平坦な地。

天正検地では北栗林村三一六石八斗七升。もと栗林郷がこの時点で南北に分れたのである。「信府統記」によると享保九年(一七二四)頃の石高は六八二石七斗一升七合と倍増。寛文年間(一六六一―七三)の水田三五町四段二一歩、畑地一四町四段六畝二七歩。

村の中央に御乳おち大明神がある。「信府統記」に「延喜十一年勧請、七百九十有九年ニ成ル、本社西向、舞屋二間・三間、鳥居アリ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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