北浦遺跡（読み）きたうらいせき

日本歴史地名大系 「北浦遺跡」の解説

北浦遺跡
きたうらいせき

[現在地名]安濃町田端上野 北浦

安濃川右岸の標高約二九メートル、比高約五メートルの河岸段丘上に位置する。この河岸段丘は幅約八〇メートル、長さ約二〇〇メートルの広がりをもって沖積地へ突出している。昭和五三年（一九七八）の調査で、弥生時代後期の竪穴住居一戸、古墳時代終末期の横穴式石室一基、奈良時代の竪穴住居六戸、奈良時代から平安時代の掘立柱建物七棟、中世墓三基が見付かっている。奈良時代の竪穴住居では、壁面の外周に軒の支柱列が検出されたものもある。竪穴住居の規模は、一辺が三―五メートル。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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