田端上野村(読み)たばたうえのむら

日本歴史地名大系 「田端上野村」の解説

田端上野村
たばたうえのむら

[現在地名]安濃町田端上野

安濃川右岸の平地にあり、東観音寺とうかんおんじ村の北、粟加おうか村の南にあたる。きようヶ峰の山麓が平地部にせり出している小丘陵の北面に集落がある。文禄検地帳を転記したと思われる伊勢国中御検地高帳に「田端上野」と現れる。慶安郷帳(明大刑博蔵)によれば田方六〇九石余、畑方五一石余であった。初め津藩領だったが、寛文九年(一六六九)久居藩分封以後は「戸口不分」として村高六六〇石余のうち、一四二石余を久居藩に分った(宗国史)寛延(一七四八―五一)頃の戸数六七、僑九、人口二九二、牛一五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android