北海三嶮(読み)ほっかいさんけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北海三嶮」の意味・わかりやすい解説

北海三嶮
ほっかいさんけん

北海道南部の海岸にあるかつての三大難所。渡島半島基部の日本海岸にある雷電山 (1212m) 西麓の雷電山道,内浦湾北岸にある礼文華 (れぶんげ) 山道,襟裳岬付近の猿留 (さるる) 山道の3つで,いずれも山地が海に迫り急崖を形成している。江戸時代から交通の難所として知られ,北海道開拓の妨げとなっていた。現在は道路が整備され,雷電山道に国道 229号線,礼文華山道に国道 37号線,猿留山道に平行して国道 236号線がそれぞれ通っている。

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