日本歴史地名大系 「北湯ヶ野村」の解説 北湯ヶ野村きたゆがのむら 静岡県:下田市北湯ヶ野村[現在地名]下田市北湯ヶ野相玉(あいたま)村の北西、東流する稲生沢(いのうざわ)川の北側、南東流する滑(なめ)川の西に位置し、両川は当地で合流する。古くは横川(よこかわ)村・加増野(かぞうの)村との三ヵ村で一村を形成し湯賀(ゆが)村・湯賀野(ゆがの)村と称していたとみられる(文安三年一〇月一五日・文明九年八月一三日「棟札」横川日枝神社蔵)。その後分村し、横川村の北に位置し、温泉も生ずることから村名がつけられたという(掛川誌稿)。北条氏所領役帳には伊豆衆の笠原美作守綱吉の役高として三〇貫文「北湯ケ野」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by