北疋田村(読み)きたひきだむら

日本歴史地名大系 「北疋田村」の解説

北疋田村
きたひきだむら

[現在地名]金津町北疋田

竹田たけだ川と支流清滝きよたき川に挟まれた所に立地し、南垣内みなみかいち・北垣内の地字がある。古くは奈良興福寺領坪江つぼえ庄上郷に含まれ、坪江上郷条々(大乗院文書)に「疋田」があり、当村ならびに南疋田村の地と考えられる。また「朝倉始末記」にも「上引田・下引田」がみえる(→南疋田村

慶長六年(一六〇一)の多賀谷三経宛結城秀康知行宛行状(多賀谷文書)に丸岡領として「北引田村」(高三九四・八二石)が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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