匹夫・疋夫(読み)ひっぷ

精選版 日本国語大辞典 「匹夫・疋夫」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐ぷ【匹夫・疋夫】

〘名〙
① 一人の男。
身分の低い男。いやしい男。また、道理を解さない男。つまらない男。
菅家文草(900頃)一〇・辞右大臣職第一表「非唯不志於匹夫
太平記(14C後)九「名将匹夫(ヒッフ)の鋒(きっさき)に名を失はせ給はん事」 〔孟子‐梁恵王下〕
人夫人足
吾妻鏡‐元暦二年(1185)五月一七日「所旅具之疋夫等、進行之処」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android