十余三村(読み)とよみむら

日本歴史地名大系 「十余三村」の解説

十余三村
とよみむら

[現在地名]成田市十余三、香取郡大栄たいえい町十余三、同多古たこ町十余三

駒井野こまいの村の東方に広がる原野近世は佐倉七牧のうち矢作やはぎ牧の一部。元治元年(一八六四)堀之内ほりのうち村、吉岡きちおか(現大栄町)など六ヵ村の牧付村が開墾願を江戸野馬役所に出したが、許可されなかった(島田家文書)。本格的に開発されたのは近代になってからで、東京府下の窮民救済のために明治政府が明治二年(一八六九)に民部省に開墾局を設け、旧下総牧(小金牧・佐倉牧)の開墾事業を進めたことによる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android